Moondancer (w/藤原さくら)
足りない僕を置いてって
あの日に全部捨てといて
柔らかな朝の陽よ
忘れる前に泣いといて
寂しいだけで引き止めて
まだそんな僕の声が聞こえた
おはよう あるいは おやすみ 交わすたび
留め置かれたままの問いはかすれる
感熱紙みたいに 記憶の地層の奥に 凝る冬日
飾る紅い頬のうぶ毛に咲いたひかりに気づき
思わずもれた吐息も 通りすぎた 風が
アッという間に拾いあげて去り
あなたの影とひとり 黙りこんだままでいる
指に触れる予感は まだ 透き通っている
Wake me wake me wake me
Wake me wake me up now
Take me take me take me
Take me at my word
A Whole new world
Call me now
待ち望んでいたい
混ざり合っていたい
流れる水にまかせ 導かれるままに
Somewhere たどり着いた覚醒の数歩前で
糸が切れたような ぷつり途絶えた音が
呼び起こしたフィアー それか もっとかよわい何か
なぜを問うたような その軛の裏の模様は言葉なのか
なにひとつ学ばなかった わたしを溶かす声は
冷たくて熱い (遠くて近い) 短い だけれど 長い
積もる静けさを払い 口開いた 理由はとくになかった
でも あなたがみていた みつめていたから
ただ ここにあることのすべてを許すような 応答だった
(打ち震えたからだ) 喜びへの倒錯
(夢にも思えた瞬間) 真昼の月と踊る ダンス
そしてダンス そしてダンス そしてダンス…
わたしとあなたが ここにあった
足りない君にホッとして
楽しいだけで泣いちゃって
柔らかな夜の緋よ
戸惑う前に聞いといて
導くように問いかけて
まだそんな僕の声も…
Dancer in the light
委ねて
指の先まで預けてみて
Dancer in the light
重ねて
言葉にはしないで伝えてみて
なんてね