Daybreak


明け方の渋谷あてもなく彷徨う

始発までにはまだ時間がある

引きずる足は疲れて重たく

まるで棒というよりもドータク

センター街ゴミ袋蹴飛ばす

スニーカーで踏んだガム oh fxxk

灰色のネズミがキキキ笑う

泣き面にハチ 雨が降り出す

ファストフード・ショップを探し

雨宿りのつもりで買ったコーヒー

微量のカフェインが目覚まし

さっきのクラブで見たあの子を思い出し

彼女もどこかでこうしているのかしら

雨に追われたこの街の遭難者

ぼんやり濡れた窓越しに見つめる

交差点 交わる白線 絡まり合う

緩みきった脳みそがshut down

頬杖をついたままでいつの間

sleep slow down

ほんとの朝が来るまで

一人で歌っていようか

ただ待ってる 震えて

あの人の夢また見て

音なくし待ちぼうけ

ああ wait wait wait wait

ただ待ってる daybreak

夢は再びあの子をトレース

焦点の合わないまぼろしとレース

何が何で本当のものはどこにあって

イメージが焼きついたリアルの

ただれた感触に思わず肩をすくませ

僕らまだ寂しさに慣れることなどできないね

って苦笑いタバコの煙に咳き込んでcry

結局は何も見えずに

僕らはこの時を迎えるだろう

眠りから覚めて動き出すころ

雨上がりきらめくアスファルト

しじまを裂く誰かの信号受け止め振動する心臓

刻むリズムに体を揺らしていこう

go home

ほんとの朝が来るまで

一人で歌っていようか

ただ待ってる 震えて

あの人の夢また見て

音なくし待ちぼうけ

ああ wait wait wait wait

ただ待ってる daybreak

maco marets