【B.N.7】魔法あたりめ1号(2020.4.15)
(この記事は2020年4月15日に投稿した内容をそのまま再掲したものです)
maco marets noteの更新をはじめてようやく1週間がたちました。今朝もおそろしい二度寝欲をおさえつけてキーボードに向こうておりますよう、ぐうぐうぐう……こちら最初の投稿でもお話ししたように、誰でもなく自分のため、もう少し続けてみたい所存です。それでも読んでくださっているあなたにめいっぱいのラヴを。ありがとうございます。
もっとも付き合いたてのアベックじゃあるまいしさ、「1週間続いた!」なんていちいち振り返ることもないわなあ。たかだか7本、増してもただの数字でありますね。
noteを毎朝の習慣にした結果といえば、なにもない日であっても「原稿用紙3枚分なにか書いた」という #1 で述べたところの「イン・アウトの実感」を無理くりgetできておって、なんだかこころが落ち着いた。おおよそ空空(うつうつ)な気持ちが広がるのは、おのれのうちにあるいっときのmoodをどこにも表出せぬまま枯れさせてしまったときであるからして、脈絡もユーモアーも欠いたこんな駄文の連なりであってさえ、my心象のスケッチとして数ミリの重量を帯びてくれるはずで……繰り返しになるけれどこれは自分のために最適なルーチンワークだぜ、とそう思えておるのでした。
などと文字数をかせぎつつかみかみしていまして、なにがってあたりめ。昨日買い出しついでにゲットしちゃったんでもう、朝からくっちゃくっちゃゲソを味わっております。もとから嫌いじゃなかったけれど、このタイミングで買ってきたのには理由がある。それはあご! あごを鍛えるためです。
コロナウイルスが本格的に猛威をふるう少し前、3月上旬ごろ、わたしは大量の「ダイエットに最適!」をうたうこんにゃく麺セットを買い込んでいました。月末に予定していたmaco marets 初のワンマンライヴにむけて、すこしでもシェイプアップしたい、そんな浅薄なアイデアでもって食事制限の敢行を決意したのであります。
それからというもの、自宅での昼・夕食はこんにゃくパスタ、こんにゃくラーメン、こんにゃくうどんのつるべうち、不味いわけじゃないのだけども、まあ食感も満足感も得られたもんじゃなくフヤンフヤンとした毎日でありました。それでも続けられたのは「ワンマンライヴの晴れ舞台で腫れぼったいツラは見せられぬ」というヌメついた自意識のおかげであって、実際2週間で2,3kgの減量に成功したのだけれど、そうこうしているうちにワンマンライヴどころではない状況になってしもうた(7月3日に延期が決まりました)。
そして現在、家にはまだまだ大量のこんにゃく麺が眠っており、少しづつ食しているものの、いい加減うんざりなのですよう。さらにはやわやわしたものばかり食べていたせいかあごがどうにも頼りない。歌う機会も、話す機会も減ったいま、このまま放置しておったら使いものにならなくなってしまう! いかん! やはりrapperはあごを鍛えなきゃはじまらぬと、それであたりめの出番なわけでした。
高飛びすると、あごについては先日書いた「窓の開け方」と同種の比喩にもひっぱることができそうです。というのはやわらかい、こころよいものばかり取り込むという行為は、ときとしてものごとを咀嚼する筋肉を衰えさせてしまうのではないと、そんな気がしている。自分にとってカタい、理解できないものでも口にすることで、だんだんと噛みきる・味わう行為ができるようになるのだね。あたりめ、毎日かみかみします。